(一社)日本労働安全衛生コンサルタント会神奈川支部の副支部長、森山哲さんが、TV出演しましたので紹介します。
平成27年7月19日静岡県西伊豆町で発生した電気柵の感電事故について、NHKテレビの7月21日の夜7時と9時のニュースで、労働安全コンサルタントで技術士、さらに消費者庁の消費者安全調査委員会の専門委員としても活動している森山さんは、次のように説明されました。
「電気は水の中などでは放射状に伝わっていく性質があり、それは川のように流れがある場合でも変わらない。また、光と同じくらいの速さなので一気に伝わったと考えられる。陸上では皮膚が絶縁体の役割をするが、水中では皮膚も水に覆われてしまうため電気が通りやすくなり非常に危険だ。ただ、電気柵を設置する際に必要な安全対策がとられていれば、漏電しても人体に影響が出るような事故は起きなかったはずで、今回は電気が流れ続けていたとみられる」
森山さんはその前日の7月20日のNHKテレビの夜7時と9時のニュースで電話取材に応じてコメントを出しています。
また、7月21日のテレビ朝日のモーニングバードのスタジオ生出演(朝8時15分頃から約10分間)し、
その1時間前のTBSテレビのあさチャンにも森山さんのコメントが写真とともに流れました。
森山さんは、本年5月には「NHKおはよう日本」の高層マンションからの子どもの転落事故のインタビューが放映されたことは本トピックスのページで紹介しましたが、2006年7月31日の埼玉県内における流れるプールでの児童死亡事故について技術的な故調査報告を実施し市長に報告したことについてンタビューを受けて2012年のNHKュースで全国に放映されています。いずれも安全の専門家、子どもの安全の研究としての活動です。
(サイト編集者より) 今回の事故は子どもを助けようとした父親と男性が亡くなるという痛ましい事故ですが、電気柵に使用した電源の使用方法が間違っていたんではないかと報道されています。労働安全コンサルタントは電気事故が起きないよう事業者とそこで働く人達に適格な助言と指導を行っています。また電気を取り扱う人、作業者のみならず設計、製造、検査など技術部門の方々に「低圧電気取扱者の特別教育」を提供しています。
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